「伝える」より「見せる」が正解!子供が賢くなる習慣の作り方

皆さんはお子さんにどんな子に育って欲しいですか?

 英語が話せるようになってほしい!

 スポーツが得意になってほしい!

 誰とでも仲良くなれる社交性を身につけてほしい!

子どもが健やかにのびのびと成長できるよう、少なからず願うことがあるはずです。

願うからこそ「ゲームばかりしていないで勉強しなさい!」「部屋を片付けなさい!」と口うるさくしてしまうこともあるのではないでしょうか。

今日は、子どもが賢くなる習慣の作り方をお伝えします。

脳科学に基づいた大人にも有効な習慣作りですので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

目次

「伝える」より「見せる」が正解

子どもが3歳を過ぎてくると、教えていない単語や言葉の言い回しで周囲の大人を驚かせることがあります。

自分に発せられる言葉だけでなく、普段の大人同士のやりとりやテレビなどから流れてくる会話を聞き、その使い方まで習得しているのです。

それだけ吸収力のある生き物ですから、「勉強しなさい!」「片付けなさい!」と伝えるよりも、周囲の大人が興味深々に勉強する姿や、きれいになると気持いい~と言いながら片付ける姿を見せるようにしましょう。

言葉で伝えるよりもずっと効果がありますし、言われてから「する」のではなく自発的に「する」習慣が身に付きます。

脳細胞「ミラーニューロン」の働き

なぜ伝えるよりも見せた方が良いのか、簡単にご説明します。

ヒト(正確には霊長類などの高等動物)の脳にはミラーニューロンという神経細胞があり、

この細胞は自分が行動したとき他人が行動したときの両方で反応することがわかっています。

つまり、楽しそうに勉強する人を見ると「勉強は楽しいこと」と脳にインプットされ、

心地良く片付けをする姿を見れば「部屋を片付けることは心地良いこと」とインプットされるのです。

自分はダラダラするばかりで整理整頓も出来ていないのに、相手には体裁の良いことばかりを言っていては、説得力がないだけでなく脳科学的にも全く伝わらないということです。

「半面教師」という言葉もありますが、子どもにそう思わせてしまうのは不甲斐ないですよね。

子どもは親をうつす鏡

「ミラーニューロン」は他者の行動を見ることで自分が行動しているかのような反応を示すことから

その名が付けられました。

英語を話せるようにと願うのであれば、まずは自分が英語を学びその楽しさを体現しましょう。

スポーツを好きになって欲しいのであれば、一緒にスポーツを楽しみましょう。

社交性が必要と考えるのであれば、たくさんの友人と楽しく過ごす場に連れ出して人と関わることの楽しさを感じさせてあげましょう。

やってほしいことは周囲の大人が率先して取り組む姿を見せる。                             

覚えてほしくない行動や発言は、子どもが見えないところであってもしない。

「子は親をうつす鏡」とは、脳科学的に証明されている子育ての鉄則なのです。

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この記事を書いた人

1988年生まれ | 男の子ママ | フリーランスライター
チャイルド心理カウンセラーの知識を生かしながら、子育て以外のジャンルも執筆しています。

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